冷え性改善に効果的なアロマとは?おすすめ精油(エッセンシャルオイル)6選と使用方法
寒くて乾燥する季節になると、手足の末端や全身の冷え性に悩まされる方も多いのではないでしょうか。冷え性は血行不良が原因といわれていますが、特に女性は男性と比べると筋肉量が少ないため、身体が冷えてしまいがちです。そんな時は、アロマを使ってマッサージやリラックスをするのが効果的です。おすすめのアロマで冷えを改善し、リフレッシュしましょう。
2019年01月17日更新
[1] 冷え性とアロマの関係
冷え性の原因は様々ですが、ほっといてしまうと身体の不調にもつながってしまう為、早めの対処が必要です。運動はあまりしないという方や、もともと筋肉がつきにくいという方は特に血行不良になりやすいため、普段からマッサージなどで血行を良くすることが大切です。
アロマの中には血液循環をスムーズにしたり、むくみの解消に役立てることができるものもあるため、上手にアロマを使うことが冷え性の改善につながります。
冷え性の起こる原因
女性の身体が冷えやすいといわれる原因は、男性よりも筋肉の量が少なく、身体の熱が発生しにくいことが挙げられます。更に、生理周期や妊娠出産という女性ならではの身体の特徴によってホルモンバランスが乱れやすくなることも、ストレスや自律神経の不調などを引き起こすきっかけとなってしまいます。
冷えを解消するためには、気持ちをリラックスし、血液循環を促すアロマを使用してマッサージをすることによって冷えの改善に役立てることができます。
自律神経の不調をアロマで整える
自律神経が乱れてしまうと、女性ホルモンのバランスが崩れてしまったり、不眠や肌荒れなどの症状を引き起こすことがあります。自律神経の不調は、リラックス効果の高いアロマを取り入れることで、症状の改善に役立てることができます。
イライラや不安など、精神的に落ち込んだ時にアロマの香りを嗅ぐことで、気持ちを落ち着かせてリラックスすることができます。リラックスすることで緊張が和らぐことで、血管収縮を緩和し、血行促進効果も期待できます。
リラックスできる香りで血行促進へ
普段の生活でストレスを抱えていたり、緊張していたりすると、筋肉も緊張して固くなってしまいます。筋肉が固くなってしまうと、筋肉の中の血管が圧迫されて血液の循環が滞ってしまいます。アロマの香りには鎮静効果やリラックス効果がある為、リラックスすることで筋肉がゆるみ、血液循環の改善につながります。
血行が良くなることでむくみの解消にもつながり、身体の冷えを防ぐ効果が期待できます。1日の終わりなど、リラックスできる時間を作ることで、冷えの改善効果もアップします。
ホルモンバランスの不調を整える
ホルモンバランスが乱れてしまうと、身体にも様々な不調が現れます。特に女性はPMSや更年期障害などの症状が出ることもありますが、アロマの精油の中には女性ホルモンと似ている働きがある成分が含まれている種類もあるため、ホルモンバランスの調整に役立てることができます。
ホルモンバランスの乱れの原因には、ストレスや睡眠不足、生活習慣の乱れなど色々と要因が考えられますが、アロマを日常に取り入れてストレスや睡眠不足を緩和し、気持ちをリラックスさせることで身体の不調にも役立てることができます。
精油(エッセンシャルオイル)の特徴を生かす
アロマで冷えの解消?と思う方もいるかもしれませんが、アロマを使ったマッサージや精油(エッセンシャルオイル)をお風呂に入れて楽しむことで、アロマの効能を利用し、血行促進に役立てることができます。
血行促進以外にも好きなアロマの香りでリラックスすることでストレス解消にもつながります。好きな香りでリラックスし、ストレスフリーな生活に近づけることも、アロマの大きな特権の一つです。
[2]冷え性改善におすすめのアロマと使用法
アロマはマッサージオイルやアロマバスなど、方法さえ知っていればすぐに実践できるものばかりです。冷え性に効果的なアロマの使用法で、冷え性改善に役立てましょう。
スイートマジョラム×ブラックペッパーで肩こり改善
デスクワークなどで肩こりに悩まされる方は、肩こりに効果的といわれているスイートマジョラムとブラックペッパーのアロマオイルがおすすめです。この2種類は身体を温め血の巡りを良くし、身体の機能を目覚めさせる働きをするといわれており、スィートマージョラムのハーブの香りとブラックペッパーのスパイシーで刺激的な香りは相性もぴったりです。
洗面器に熱湯をはって、精油をそれぞれ2滴ほど入れ、そこにタオルを浸してしぼり、首の後ろから肩にかけて温湿布すれば、血行を促進して肩のこりがほぐれます。
マッサージをする場合は、ホホバオイルなどのキャリアオイルに精油を混ぜ合わせ、濃度が1%のマッサージオイルを作りましょう。耳の後ろから肩全体にかけて優しく擦り込みながらマッサージするのがおすすめです。
グループフルーツでむくみ解消
グレープフルーツはさっぱりとした甘い香りが特徴で人気のアロマオイルです。リンパの流れを良くし、体液循環を良くする効果があるといわれているため、冷え性やむくみ改善におすすめのオイルです。
疲れが溜まった時も、軽やかな甘さが気持ちをリフレッシュさせてくれます。アロママッサージとして使用することももちろんですが、お風呂に2滴ほど垂らしてアロマバスとして活用すれば、全身の血行が促進されておすすめです。
※敏感肌の方は天然塩やキャリアオイルに希釈してから使用しましょう。また、グレープフルーツ精油は光毒性があるため、使用後6時間は日光を浴びないように注意してください。
ジンジャーで全身の血流を良くする
ジンジャーというと、冷え性を改善する食べ物としても人気がありますが、ジンジャーのアロマオイルも身体を温める働きに効果的です。全身の血流を活性化させて、冷え性の改善につながるほか、消化器系の不調にも優れています。
レモンに似たスパイシーな香りはマッサージオイルとして使うと爽快感があり、気分もリフレッシュすることができます。
ヒノキ×柚子でアロマバス
ヒノキは日本産の和のアロマオイルとして知られ、日本人好みのウッディな香りはリラックス効果とリフレッシュ効果をもたらしてくれます。
血液の循環を良くする作用や、筋肉痛、関節痛の緩和にも役立てることができる為、お風呂に数滴入れれば、ヒノキ風呂で身体の不調を整える効果が期待できます。同じく和のアロマとして人気の柚子とのブレンドは、冷えやむくみの解消に相乗効果が期待できます。
ローズマリー×オレンジスイートは足湯に最適
ローズマリーは古代から薬用に用いられてきたハーブとして知られ、抗酸化作用があることから、若返り効果のあるアロマとして人気です。血液循環を促す作用は血行不良による冷え性や肩こりなどの改善に役立てることができ、すっきりとした香りはオレンジスイートと組み合わせることでリフレッシュ効果もアップします。末端の冷えの解消に、足湯として使用するのがおすすめです。
ラベンダーのリラックス効果で副交感神経をアップ
ラベンダーは、鎮静効果があることから、リラックス効果が高いことで人気のアロマです。リラックスすることで筋肉の緊張も緩み、副交感神経が働いて身体を温めることができます。
ラベンダーは、他の香りとブレンドするのもおすすめで、冷え性改善効果のあるオレンジやマジョラムとブレンドして使用すると、リラックス効果も高まります。
[3]アロマ使用時の注意点
アロマには様々な効能がありますが、使用時の注意点をしっかりと守ることが大切です。特に、妊娠中やアレルギー体質の方は、使用前に使うアロマを確認するようにしましょう。
妊娠中に使用を控えるアロマ
妊娠中はホルモンバランスなどの変化から、精神的にも不安定になりがちです。アロマにはストレスを和らげる効果もありますが、通経作用など、妊娠中には不向きな働きもあるので、注意が必要です。
妊娠後期など、医師の相談の上で使用するようにしましょう。今回紹介したラベンダー、ローズマリーは通経作用があるため、妊娠中の使用は控えるようにしましょう。
肌に直接つけない
アロマオイルを肌に直接つけてしまうと、肌が荒れてしまうことがあるので、注意が必要です。刺激が強い為、アロマオイルは直接肌に塗るのではなく、キャリアオイルや天然塩などで希釈して使用するようにしましょう。また、小さいお子様がいる場合は、手の届かない場所に保管することも大切です。
[4]アロマを使って冷え性改善に役立てよう!
冷え性の改善には、血液の循環を良くするアロマを使ってマッサージをしたりアロマバスに入ることで、冷えの改善に役立てることができます。自分のお気に入りの香りでリラックスし、アロマを使って冷え性改善に役立てましょう。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。